だらだらノマド。

趣味、日常をゆるゆる綴るライフログ。

2月のたしなみ。

よもやま形式にすると仕事の話に触れざるを得ず暗い話になるので、それはnoteにまかせておいて。

note.com

こちらでは、嗜んだモノ、コト中心にしばらく書いていきます。

ダムタイプ展@東京都現代美術館
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最終日とはいえ混んでて、さすがTOKYO…と目をひん剥いた。映像作品、めっちゃカッコ良かったです…。が、一方でパフォーマンスのダイジェスト映像は、ほぼ通路に毛の生えた程度のスペースで流していて当然すぐ人だかりができるので、「通路ですので壁に沿ってご覧ください」とアナウンスされ、いやいや…となった。今回、メディアアート寄りの展示だったとはいえパフォーマンス映像が重要なのは明らかで、さすがにもうちょっと手厚くすべきでしょう…っていうモヤモヤ。

S先輩に貸したら返ってこなくなった演劇クエストもしっかりゲット。時間がなくて試せずだったけど、丸亀で体験した「点音」もあった。

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<人生初、馬肉を食す>

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ダムタイプ後、K先輩とさくら鍋が名物の「みの家」へ。初馬肉にかなりビビってたんですが、牛肉よりもあっさりしてて癖がないし、割り下に味噌を溶いた味付けで、味噌好きとしては普通のすきやきよりむしろ好き。〆は卵を入れておじや。美味しくないわけがなかった。

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<BOOK &BED TOKYO>
馬肉後は、先輩と別れ、前から行ってみたかったホテルへ。デイユースができる情報を知って、芝居を見るまでの時間潰しに行ってみた。場所は、池袋駅すぐの雑居ビル7.8階。エレベーターで8階に降りたらいきなり眼前にフロント。勝手にイメージを膨らませ過ぎてたので、店員のチャラさといい、施設のチャチさといい、この時点でかなり萎えてしまった。現金NG、キャッシュレスのみ。フロントの奥と7階が客室フロアになっていて、セキュリティカードでピして入れる。思ってたより狭い。ライブラリーとベッドスペース以外にまったりソファ(チャノマ的な)があったので陣取ってみる。うーん…見渡す限り清潔感がなく、造りもデザインもちゃちい…。しかも私にとっては読書に適さないBGMが流れてる上に、学生カップルたちがいちゃこら喋っていて、圧倒的に、ないな…という想いに打ちひしがれながら、藤子F不二雄を読んだ。出張時の宿泊の候補にも挙げてたけど、多分もう2度と使わない。

 

<烏丸ストロークロック「まほろばの景」@東京芸術劇場シアターイースト>

…か、感想のメモを一切していなかった。。。3.11を経験した東北出身の青年が主人公。思いがけない事態に「夢、みたいだなぁ‥」と呟くしかなかった父、自閉症の青年のステップが神楽へと変わる鮮烈な瞬間、罪と罰、山への祈り。

ゼイリブ

ウルトラセブン的ボディスナッチャー映画。メディアに刷り込まれた社会風刺としての面白さはありながら、基本ゆるい。サングラスをかけるかけないだけで、どんだけ殴り合うねん!

<「きのう何食べた?」正月スペシャル>
これからも定期的に放送して欲しいなー。(映画が決まりましたね)ひたすらにケンジが可愛かった。

<殺さない彼と死なない彼女>

「ただの青春映画じゃない」という触れ込みで気になって観に行ったけど、30過ぎてまだこじらせてるので主役カップルの関係性には惹かれつつも、高校生には全く見えない出来上がりすぎた間宮祥太郎と都合のいいサイコパス以外は、ただの青春映画だった。みんなサイコパスに不条理を求めすぎ、重荷を背負わせすぎでは。サイコパスに人権を…!あ、関西弁話者として気になったのは、〜かしら、とかって、現代女子でも使うものなのですか?

<マスクの下のリップ問題>
基本マスクスタイルになったのでリップを買い足して恐れず実験できるようになった。今のところ↓は実証済み。
・uzuのブラウンリップ:単体だと具合のおかしい人になる。マキアージュの赤みが強くてこれまた単体でつけるとまずいやつと重ねると、なんかいい感じになった。
・NARSのJANE:直塗りすると妖怪になるので指でトントン塗り。土気色の肌でもちょっと明るく見えていい感じ。ただし乾燥しがち。
・RMKのアーバンベージュ:ぐりぐり塗っても何の変哲も起きない。使い道考え中。
・アカリップ オレンジ:乾燥しないし色も問題なく、使いやすい。

フランケンシュタイン

初演に続いてたまたま同じキャスト(加藤・柿澤回)で観劇。作品の印象は初演から変わらない。1・2幕共にほぼ回想シーンという奇妙な構造(1幕にはさらにエレンの壮大な回想ソングが)で、それが活きているとは全く思えない。1幕の怪物爆誕を繰り返す時間があるなら、唐突に身代わりになるアンリ(彼は自分が研究材料になるのも見越して犠牲を払ったのか)とヴィクターの関係性をもっと丁寧に描いて欲しいし、群衆心理のおぞましさももっと一枚岩的じゃなく描けるのでは、とか、見世物小屋での2役はいるのか、などなど。韓国では多少の欠点は、圧倒的な歌唱力でねじ伏せているのかもしれないけど、日本の場合は濱めぐさんが抜けると一気にパワーダウンしてしまう。濱めぐさんとバトンタッチした露崎さんは初演で耳に残ったエレンの歌よりも、2幕のエヴァがよくハマり、初ミュージカルとは思えない堂々とした演じっぷりだった。続投組で一番印象が変わったのは、音月さん。ぐっと歌が良くなり、弱い裏声部分のハッタリも利くようになっていた。2幕のカトリーヌの歌は得意の音域で気持ち良く声が響き、文字通り独壇場で迫力満点に舞台を掌握していた。

 

<エブリ・ブリリアント・シング>

観てよかったです…。

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<「彼らは生きていた」と「1917」のハシゴ>
隣の人の足が臭かった。(どうでもいいけど忘れられない記憶)

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<就活イベントへの参加>
コロナ騒動に揺れまくっているこの絶妙なタイミングで、なんと我が社、就活イベントに参加(前々から決まってたので)。わたしは先輩社員の一人として出席。就活生に「今まで一番辛かったことはなんですか?」と訊かれて、え、もはや今では…?と固まった。(もちろん違う答えしたけど)

『エブリ・ブリリアント・シング』@茨木クリエイトセンター 感想

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エディンバラ国際演劇祭に参加後、各国各地を巡って、今回が日本初上演となる観客参加型の一人芝居作品。日本版は、谷賢一氏演出、佐藤隆太氏出演。Twitterで東京公演の感想が流れてきて初めて存在に気づいたので、既に大阪公演は完売状態。出張に乗じて東京公演のどこかに行けるか探ったけど日程が上手く合わずで半ば諦めていたら、大阪公演の戻りが若干出て、運良く行ってきた。

噂に違わぬ、凄い作品だった‥。大枠としては、精神状態が不安定で自殺未遂経験のある母親と共に暮らし育った主人公が、母親を、あるいは自分を勇気付けるために、この世にある「ステキなことリスト」を作る過程をお客さんにシェアしていく、というもの。日本人が欧米人を演じるというところでオリジナルよりも演劇的な側面が強くなっているとは思うけど、レクチャーパフォーマンスに近い作りになっていて、ジャンル横断的な、でも結果的には演劇の根幹を深くつく不思議なパフォーマンスになっている。

舞台中央には簡単な装置が置かれただけのアクティングエリアがあり、四方を300席くらい?の客席が取り囲んでいる。開演前から、佐藤さんは舞台面を自由に歩き回りお客さんと会話しながら、「1 アイスクリーム」のような単語が書かれたカードや小道具を渡していき、作品の「下ごしらえ」をしている。一気に作品に引き込まれたのは、序盤で、主人公が生まれて初めて経験する死、愛犬の死を大胆な見立てで再現するシーン。愛犬を安楽死させる獣医役を客席から招き、その人のコートを犬に、また別の観客から借りたペンを注射器に見立てると、開演前から作り上げられていた和気藹々とした空気感が一気に緊迫する。演劇ならではの見立ての力を、お客さんを交えながらさらりと発揮してしまうこの仕掛け。この思いがけなさと、その場で生じた磁力の強さに完全にやられてしまった。佐藤さんがリストの番号を読み上げれば、開演前に手渡されたカードを頼りに、客席のあちこちから「ステキなこと」が読み上げられる。その声の面白さ。声色の個性や読み上げられる内容とのマッチング、逆にギャップも面白い。この日は「1 アイスクリーム」の人が、リストの一つ目に相応しい希望に満ちた明るい声の持ち主で、物語がどんなにシビアな展開になっても、繰り返される「アイスクリーム!」の輝きがぶれず、泣いてしまった。

他にも、父親や恩師、妻など主人公を取り巻く重要人物は、佐藤さんがお客さんを指名して、必要によっては小道具も客席から調達しながら、即興で演じていく。自分の靴下を手にはめてパペットを通じて話すカウンセラーという超難しい役どころを容赦なく振られたお客さんも、素晴らしく見事にこなしていた。もちろんみんな素人なので、棒読みだったり、言い間違えたりもするのだけど、佐藤さんの見事なフォローもあり、それすら味になってしまう。この日だけの、偶々の、一度きりのキャスティングが、数えきれない思いがけなさの連鎖を生み、あの時あの場所にいた私たちの共通の記憶になり、素敵なことリストとして落とし込まれていく。あの時あの場にいた私たちの思い出すパペットは緑のスカーレットだし、愛犬は茶色、彼をとりまく人たちは、名前も知らない「あの人たち」なんですよね。何か…尊い気持ちになる。一回性やライブ性、共在のような演劇の根幹と醍醐味をもう一度じっくり考え直したくなる素敵な経験になりました。

しかし今思えば、キャストとお客さんの交流が肝になり、観客全員とハイタッチもあったし、ギリギリのタイミングでの上演でしたね。。。(実際、高知公演はなくなった)演技力だけでなく、アドリブ力、瞬発力、コミュニケーション力と色んなスキルが必要とされて佐藤さんにとっては超高カロリー&ハイリスクだと思いますが、是非東芸&りゅーとぴあ(であってる?)のレパートリーに加えて、定期的に上演していただきたい…。

ところで、この作品は「観客参加型」の一つとは言えるけど、イマーシブではない(といっても、言葉でうまく説明できない)と思ってる。その辺り、悲劇喜劇に『「「没入」と「参加」の境界を超えた観客──受容姿勢に対する『エブリブリリアント・シング』の挑戦──』という考察が載っているようなので、読まねば。

「彼らは生きていた」と「1917」

絶対にセットでみようと心に決めていた、「彼らは生きていた」と「1917」。1日でハシゴできるタイミングがあったので、行ってきた。(2月の話)f:id:kotobanomado:20200424163316j:plain

kareraha.com

「彼らは生きていた」は、第一次世界大戦の退役軍人らのインタビュー音声とカラー化した当時の映像や写真と組み合わせたドキュメンタリー映画。この映画に興味を持ったのは、NHKの「カラーでよみがえる東京 不死鳥都市の100年」に衝撃を受けたから。

www.nhk.or.jp

一口で言ってしまえば、白黒映像をカラー化するだけ。たったそれだけで、番組キャッチの「今日はあの日につながり、あの日も今日につながっている」通り、資料⇒手触り、息遣いが伝わる暮らしの断片に変わって、感じ方が全く違ってくるんですよね。(裏返せば、そんな簡単なことで感覚をコントロール出来てしまう危うさでもある)
映画の話に戻ると、かつての兵士たちが「獣のようだった」と表現する、前線での悲惨な生活や戦闘の様子、かたや人間性を繋ぎ止めておくためのちょっとした娯楽、そのひとつひとつがディティールまで圧倒的な手触りをもって迫ってくる。
同じく第一次世界大戦を描いたNTL「戦火の馬」も大好きな作品なのですが、途中、貴重な兵力として徴用された馬のジョーイが戦車と対峙して圧倒されるという劇的なシーンがあって、さらに残酷な殺し合いの時代の到来に衝撃を受けた。まさにその戦車登場のエピソードもあって、何とも言えない気持ちになってしまった。
映画を観進めると、映像が主役ではないことに、主役はあくまで元兵士達の生の言葉であることに気づかされる。綿密にカラーリングされた動画は、彼らの証言を補足、裏付けるものとして存在する。軍人としての誇らしさに胸を張る生き生きとした語り口から、友人の死や死体に次第に鈍感になってしまう恐怖、そして、戦争を生き延びても戦後待ち受けていた心無い仕打ちと虚無、そこから更に年齢を重ねて、老いた(そして今はもういない)彼らの生きた言葉の重み。想像以上に胸に迫るものがありました。

余韻を感じながら「1917」へ。

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テクニカル的にどうやってるのか全く見当がつかないけど、伝令のため、息つく暇もなく走り続ける主人公を追って全編が1カットに見えるよう撮影、編集された作品。塹壕をズンズン進み、そのまま有刺鉄線を潜り最前線へ向かっていく。さっき「彼らは生きていた」で見聞きしたばかりの塹壕、有刺鉄線、軍服が矢継ぎ早に出てきて、不思議な感覚だった。ただし、当り前だけど、全てが整然として美しい。歯や肌だって、死だって、あまりに綺麗すぎる。「彼らは生きていた」とはまた別のアプローチからリアルさ、当事者性を追求していて、「異次元の没入体験」というキャッチ通り、体験型・没入型(イマーシブ)の麻薬的な快感に溢れている。兵士同士の掛け合いがまるで舞台のようにカットなく続く前半から戦闘が激化する後半まで、カメラは自由に漂うように動き、各イベントを最も心地よく「体験」できるベストアングルで捉えていく。そのおかげで、知識なしに、手放しに、理解した風の体験ができてしまう。イマーシブ系のイベントに興味を持ち、その快楽を知っているがゆえに、例えば今回のような戦争映画の場合、サバイバルゲーム的に消費されるだけなのでは、っていう恐ろしさを感じた。(実際そういう感想もいくつか観た)多数の犠牲を負いながら見事伝令役を果たしたミッションクリアのシーンで映画は終わる。でもこれはゲームではなく「彼らは生きていた」。その先にまた別の地獄が待っていること、そしてそのもっと先が今に繋がっていることも忘れないでおきたい。

国内旅行アイディア帳(2024/3/17更新)

このコロナ騒動で予定していた旅行が悉くなくなってしまいました。。。ちょうど楽天マガジンでるるぶが大量に追加されたのもあって、観劇欲以上に旅行欲がふつふつと沸き上がり、行く当てのない旅の情報収集に励む毎日を送ってたのですが、岐阜旅行を妄想し始めた辺りで「いっそのこと47都道府県制覇を目標にすれば楽しいのでは…?」と思いたち、まずは各都道府県で行きたいところのリストアップから始めてみることにしました。

元々計画を立ててた地域から、るるぶをかじっただけのところまで情報量にムラがありますが、妄想を深める度に更新していけたらと思います。

もしおすすめ情報あればぜひぜひ教えてください!

 

 <旅の考え方>

  • 基本は大阪出発(東日本は足代を浮かすために東京出張から足を伸ばせないか、というセコイ案も)。
  • 予算的に、日帰りでこなせそうなところとがっつり宿泊するところのメリハリを付ける。
  • 基本は一人旅。
  • 車の免許を持っていないため、移動は電車バス移動を想定。

 ※既に行ったことがある地域は★、行ったことない地域は☆、行きたいところは□、既に行ったところはブログで過去記事を貼ってます。

※旅の中心になりがちな美術館・温泉(行った/行きたい)の情報も備忘録がてら追加しました。「美術館」とひとまとめにしてますが、ギャラリー、博物館や資料館なども入ってます。

 

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『パラサイト』と『ミッドサマー』


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遅ればせながら、ようやく観てきた。(2月の話です)
半地下に棲む貧困一家とセレブ一家の対比をシニカルに描きつつ、口から出任せでセレブ一家の信用を勝ち取り芋づる式に一家丸ごと寄生していくブラックコメディ的な面白さから、嵐の夜のもうひとつのパラサイト一家の登場で一気にスリラー(もしくはホラー)と化し、パラサイト同士のおぞましい潰し合いへとギアチェンジ。キャンプごっこをするお屋敷と否応なしに水没していく半地下の惨いまでの対比が挟まってからは、宿主との関係性が徐々に変化。遂にパラサイトの怒りの矛先が変わる超サスペンスフルな見せ場から、地下からの救難信号に「夢のまた夢」で応える一周まわってのシニカルエンド…。韓国らしい高い熱量を維持したまま、起承転転転結くらいの激しいドライブ感。圧倒された。というか、もはや酔うレベル。 好みかと言われればそういうわけでもないんですが、本当によく出来ているなー!と感動した。

しかし昨今の日韓を代表する映画がこの『パラサイト』と『万引き家族』っていうのはヤバさを感じますね。実は『万引き家族』はまだ見れてないのでどうこう言えないのですが、同じ是枝監督の『そして、父になる』の二家族の徹底的な貧富さの対比を思い出した。「スメル」的なものがたくさん、そして精緻に散りばめられている。フードコートでのストローがじがじとか。ただ、『そして、父になる』で両家族を結び付けるのは子供取り違えというある種のマジックによるものなので、『パラサイト』の金持ち一家を内側から食い破るような生命力はなく、静かな軽蔑と屈辱を浴びるだけ。(ちなみに、この映画、写真の扱いがめちゃくちゃ良くて、念入りに選定した額縁入りの写真とデジタルカメラに残った未整理のデータの対比、最高です)地下からの復讐といえば、忘れられないのが、去年観た『アス』。劣悪な生活環境によって同じ姿形なのに全く違った性質を獲得した地下の「わたしたち」が、富を搾取した地上の「わたしたち」に復讐する。実は、ヒロインが幼い頃に地下の彼女と入れ替わっており、「ドッペルゲンガー」側がまさかのオリジナルだったというオチ。これ、今思えば『そして、父になる』的なマジックと『パラサイト』的な強烈さを兼ね備えていますね…。

はい。『ミッドサマー』も観ました。

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『ヘレディタリー』で懲りてたはずなのに何で見に行ってしまったんだろう…(深い悔恨)。終始、血筋に呪縛されていた『ヘレディタリー』とは違って、今回のヒロイン ダニーは精神不安定だった妹による無理心中により、序盤で家族全員を亡くしてしまう。この時点でかなりショッキングでヒロインにも観ている私たちにもかなりの精神的負荷がかかるのですが、以前からダニーを疎ましく思ってる彼氏のクリスチャンは、その事件の翌日も平気でパーティーに行こうとするし、壮絶な辛さに全く寄り添ってくれない。ホモソーシャルな(女性をおかずにしてばかりの)ゼミ生の集いに逃げて、いつの間にかゼミ仲間と海外旅行すら取り付けている。ダニーも旅行に同行するもホモソーシャルな彼らに与することもできず、微妙な空気感が流れる。呪縛が生まれる程の関係性がどこにもなく「疎外感」しかない。

やっと到着したペレの故郷ホルガはゆるふわなビジュアルとは裏腹に、狂ったカルトコミュニティと判明。クリスチャンと友人のマークは卒論の研究対象として(一歩引いた目線で)調べ始める。ホルガでは、誰もが規定の年齢に達したらライフサイクルを保つため崖から身を投げる(美の象徴だったビョルン・アンドレセンが老いの象徴として登場する衝撃)。その他の宗教儀式にも自ら命を捧げる。全員が「家族」(ホモソーシャルな輪もない)で、視線を、歌を交わし合い、他人の感情を全身で受けとめて同じ熱量で共鳴しあう。要は、死にもルールが敷かれ、ルールを守る限りは家族として承認され(逆にルールを破れば処罰され)、特定の誰かを蔑ろにしたり無碍に扱うこともない。となると、メンタルヘルス的にどちらが健全で、正しいのか、という疑問が湧いてくる。事実、思いがけない形で家族を亡くして、おまけに彼氏たちにもまともに取り合われなかったダニーは、誰よりこのホルガに馴染んでいく。ダンスで高揚した気分もクリスチャンの裏切りを知った時の慟哭も、呼吸のリズムすらホルガのみんながシンコペーションしてくれる。不寛容さを増す一方で執拗に共感性が求められるアンバランスな風潮を反映した現代の寓話だな、と思いました。

冷静に書きましたけど、本来の感想はまったく違いまして…

もう、めちゃくちゃ気持ち悪くて。ストーリー自体は古典的で好き系ではあるのですが、グロい系が苦手なわたしにとっては、視覚的にひたすら生理的嫌悪感を煽り続けてくる感じが、悪趣味としか思えなかった。なんでそこまで執拗に映すの?と。まだ音で怖がらせてくれたら心の準備もできるのに、無音で唐突に酷い死体カットになったりするので、もうこちらとしては薄目待機で防衛するしかないという…。ま、グロ系のホラーはみんなこんなものなのかもしれないけど。おかげさまで、見事、「ミスト」、「八甲田山」、「ボルケーノ」のトラウマ三大映画の仲間入りを果たしました!おめでとうございます!というわけで、わたしは今後、アリ・アスター作品は少なくとも映画館では見ません。清く正しく美しくおぞましいジョーダン・ピール派として生きていきます!

『紅-ing!!』@梅田芸術劇場メインホール 感想

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星組はれおんくん時代からタイミングが合わず、紅さんの大劇場トップ作品は、実はスカピンしか観れていない。そんな浅い思い入れながらも観てみると、(作品の内容や出来とは別に)宝塚OGって本当に面白いなぁ…とつくづく感じた。というのも、『REON JACK』や『MANA ISM』、『SECRET SPLENDOUR』のような退団1発目、『いじらしい婚活』のような周年ものを観るご縁が多々あり、ワンマンタイプのOG公演はもはや宗教儀式と認識するに至ったのですが、スターさんの個性や人となり、ファンとの関係性が自ずとにじみ出る(そして、見事に宗派が違う)んですよね。

『紅-ing!!』は、宝塚時代からのスターイメージ、作品感を引き継いだ、さよなら公演第2弾的な、という意味では『REON JACK』に少し似ていた。背景のLEDパネルに現役時代の舞台映像や写真がふんだんに登場するので、そういう意味でも、あれ?まだ退団してなかったんだっけ…?という錯覚に何度も襲われた。(そういや、LEDって、いつのまにかあんなに薄くて高精細になってるんですね…スクリーンかと思った…)ただし、周りのキャストがれおん礼賛の信者に徹した『REON JACK』とは違って、紅さんは在団時からの十八番 客席案内係 紅子を自分に憑依させて、紅子の口を借りてファンとのキャッチボールをしてみせる。つまり、ファン代表としてファンの気持ちを代弁しながら(でも同担拒否気味)紅さんの胸の内もちらつかせ、退団したての紅ゆずるに対する不安も喜びも(『SECRET SPLENDOUR』の時にもあったスカート問題。今回は紅子が布石を置く。)縦横無尽に話題を切り替えながら毒舌でまくし立てる。言葉尻が現役時代より一層キツくなり、特に男性ダンサーに対する態度はものすごくハラハラしたけど、みんな湧いてたからいいのかな‥。その男性ダンサーとの場面や、終盤の「My Way」、「私は私」、そしてダメ押しのMCは、「自画自賛」、「自己肯定」、「自己愛」(一応、紅子というていではあるが)の言葉で埋め尽くされる。それは、宝塚史上唯一無二の喋りでトップスターまで上り詰めた彼女らしいジョークなのか、はたまた不安の裏返しからくる必死さなのか…。あまりに強烈で熱烈な言葉のオンパレードに、肝心のパフォーマンスが記憶の奥底に沈んでしまう…というか、始めから、がらんどうなのかもしれない。どちらにせよ、紅さんらしいなー、と思った。
取り巻く女性陣は星組を中心にしたOGメンバー。宇月さんのスキルが抜きん出ていて、バリバリ歌い踊っていたのが嬉しかった。男性ダンサーは、田極さん、小南さん。「最後のダンス」は贅沢に本物のトートダンサー2人を従えて。しかも、東宝版よりも遥かに踊り狂う振付(東宝版、どうせわさわさ踊るならこんな感じにしてくれ…)。田極さんがもうキレキレっで…ずっとガン見してました…

明けてない。 1月よもやま

0101
年末からの仕事。めちゃくちゃ穏やかな現場で全く辛くはないけど、年越しの感覚は1ミリもないので、まだ2019年が続いている。いただきものが美味しかった。

0102
仕事。いまだかつてないほどにノーストレスだったのに、ちらっと顔を出したおじさんたちの宴会で下ネタ被爆

0103〜0106
仕事。YouTubeでずっと東京03を見まくっていた。年末のNHK TV放談(ザッピング中に見入ってしまった。毎年やってるっぽいので来年は録画しよう)でも、東京03youtube公式アカウントでコント全編をアップロードしていて、若い世代にも人気が出た結果、ツアー公演の動員が急増と紹介されていた。関西のコントは漫才と兼ねている芸人さんが多いから、漫才的な掛け合いを立体化しているイメージを持っていて、かたや関東のコントはもっと演劇的。不条理な世界の一部を切り取っている感じ。コントは圧倒的に関東勢が好き。東京03は本音と建前のズレ、嘘、見栄、他人へのフラストレーションの蓄積(まさに「蓄積」というコントがあるように)をきっかけに、人間関係のあらゆる気まずさや不全をコント化する。アンジャッシュがすれ違いコントで、ボタンを掛け違っているのに、見かけ上は奇跡的に噛み合っているあのユートピア的な滑らかさとは真逆で、そっとしとけば流せたかもしれない引っ掛かりを、ついつい言語化してしまって事が大きくなる悲哀。シニカルな面白さが、心地いい。

0107
ダルマイヤーカフェでモーニングして『グレタ』を観に行こうと思ったけど、そんな元気はなかった。農家厨房で麻婆豆腐を食べた。

「インポッシブルアーキテクチャー」展へ行った。

www.nmao.go.jp

政治的、予算的問題、コンペ落選、頓挫、そもそも3次元で建てる気ない空想、いろんなレベルの「インポッシブル」な建築のデッサン、イメージ図、模型、映像が建築家ごとに並べられている。「日本の建築」でも同じような展示方法で、本当に当たり前のことなんだけど、建築そのものが現実に実在してもしていなくても、どっちみち美術館内で展示できないので、展示の質量的にはほぼ同じっていう。それだけに実現可能性、代替可能性、"if"をより強く感じさせる。建築はアートであるだけでなく、風景でありランドマークであり私たちの暮らしの一部でもあるから、そのありようが私たちの人生や世界を大きく変えるわけで、その大きな岐路に立たされている不思議な感覚だった。その意味で、今回最もフィーチャーされていたのは、やはりザハ・ハディドの新国立競技場。彼女の奇抜なデザインのために実現しなかったような報道というか茶化しが連日なされたけど、キャプションによると、実現までのすり合わせは最終段階まで進んでいたとか。華々しいPVを囲むように模型やデザイン画がいくつも誇らしげに置かれていて、しみじみしてしまった。あったかもしれない東京、あったかもしれない2020があまりに生々しく輝いていたから。
川喜田煉七郎さんの心底観にくそうな劇場や、タトリンのカッコいいタワー、安藤忠雄の頼まれてもないのにデザインした中之島公会堂の狂気じみた入れ子エッグや、ブルーノ・タウト生駒山都市計画が進んでいれば、今とはちょっと違う世界になっていたんだろうか。そして、アーキグラムの超SFなウォーキングシティが実現する日はこの世界の先に待ってるんだろうか。

チラシで塩田千春展@岸和田の情報を知る。無料らしい…。

https://www.city.kishiwada.osaka.jp/uploaded/attachment/82260.pdf

帰って、母から猛烈に勧められた「アクア・ヴィーテ」を観る。

0108
『マスカレード・ホテル』を観る。

kotobanomado.hatenablog.com

0109
念願の『スターウォーズ  スカイウォーカーの夜明け』を観る。

kotobanomado.hatenablog.com

0110
春に家族旅行をすることになった。当初は旅行会社のフリープランで予約するつもりだったけど、狙ってた宿と飛行機セットが楽天トラベルだとやたら安く、予約。ちょっとおかしなくらい安いので、旅行慣れしてない我が家では、騙されてないか、なんか裏があるんじゃないか、と疑心暗鬼に襲われている。

0111
頭の欠けた「ストレンジャー~上海の芥川龍之介~」を観る。結局、男の異国探訪は女を買うことなんだよな…と嫌悪感を抱きつつ、ロケーションの美しさに圧倒された。清朝が倒れ混沌を極める1920年代の上海。どうやら上海にある映画村で撮影されたようで早速、次回行きたいとこリストに加えた。念願のお雑煮を食べる。美味しい。

0112
ひたすら旅程組み。この時間が一番楽しいかも。

0113
「四海の数」とヨドコウ迎賓館へ。

kotobanomado.hatenablog.com

0114~0115

仕事。

0116
ダンス オブ ヴァンパイア』を観る。

kotobanomado.hatenablog.com

0117
ジョーン・ジョナス展へ。

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リンクし合う三面の映像のひとつにクリスタルの影が映り込む。居心地はとても良かったけど、難解な展示。

0118
ゴーン・ガール』を観る。

 ミステリー版『LAST 5 YEARS』的な出だしで、理想に固執していく女と理想を放棄していく男がすれ違っていく。それをいかにすり合わせていうかが結婚生活というものなんだろうけど(結婚のあてもない奴が偉そうにいう)…と思っていたら、ゴーンしたガール がかなりヤバいやつだった。やってることからするとサイコパス以外の何者でもないのですが、それもこれも彼女の執着する「理想」とやらが自分自身ではなくて、幼少期の頃から母が彼女をモデルに描き続け、大ベストセラーになっている「完璧なエイミー」に依るものだから。その絵本との比較でしかないので、一般大衆からどう見られるか、そして、愛情とか共感とかプラスの関心を得ることが第一で、そのためには自分の身がズタボロになろうが他人を殺そうが厭わない。というか、彼女は現実の自分を映す鏡を持っていない。テレビカメラや監視カメラに映る用意周到な姿とは逆に、テレビで自分のニュースを見つめる時のあの無防備な姿ときたら…!一方で、妻殺人の嫌疑がかかる夫はあまりにセルフイメージに無頓着で、テレビやSNSで世間から非難にさらされる。いくつかの失敗を経て、簡単に覆るセルフイメージを徐々に自覚し始め、積極的にマスメディアを活用していく。そんな2人が晴れて?夫婦生活に復帰して、実情は空っぽなのに大衆からの視線を一身に集めていく姿は、ただの一般市民も広く自覚的にセルフイメージを操って発信しあう時代の怖さを感じた。

0119
ティエラ ランチの復活を知る。

0120
上海旅行記で大事な話が抜けていたことに気づいた。わたし、地下鉄で、思いっきりドアに挟まれてみんなに救出されたよ…!(追記するまでもない)

0121
朝から正代が弾んでる映像を観て、明るい気持ちになれた。ご縁あって(という言葉の汎用性)S先輩と『えんとつ町のプペル』を観に行く。何かと話題のキングコング西野さんの絵本を元にした(舞台版の脚本も担当)、何かと話題の児玉明子氏による演出舞台。客層は小さい子から若年層が多く、男性も多かった。
シーンごとに話が寸断されて流れが悪い。えらく唐突な設定、展開、キャラクターやなぁ…とか、その後どうなったんや…とか、「腐るお金」を巡る異端審問所のモチベーションは一体…?とか、と思っていたところが、あとから絵本を読むと、全て舞台オリジナル部分だったことがわかった。

r25.jp

児玉先生は相変わらず、やりたいことを詰め込んでみた!な演出。途中、真っ暗な中で懐中電灯のダンスがあって、いまだに光と影に夢中なんだねぇ…と目を細めてしまった。原作を読むと、ストーリーよりも細部まで書き込まれた街の風景や、和洋折衷のレトロな世界観が魅力的に見えるけど、残念ながら、映像やプロジェクションマッピングが多用されている割にはその世界観を舞台上に移しきれていない。装置まで予算が回らなかったか、魅力が乏しく映像との馴染みも悪い。おまけに、転換を役者が担い、かなり危なっかしかった。

観劇よりも、会場のAiiA 2.5 Theater(神戸オリエンタル劇場)へ辿り着くまでの、入る建物を間違えたのでは…?と思わざるえない廃墟っぷりのインパクトが強烈で、忘れられない。

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いつ行っても満身創痍の美容院のお姉さんが、今度はヒモ男にたかられているらしいので、縁切り神社を勧めた。毎月こうも人生イベントが目白押しで起きるものなのか…。

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謎の生物の背に乗って、滋賀の山々を爆走する夢を見た。

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『サクラヒメ』を観る。

kotobanomado.hatenablog.com

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『CHESS』を観る。

kotobanomado.hatenablog.com

そのまま、後輩のライブを観に行く。これ、前のブログでも書いた通り、特定されてしまうから、あまり詳しくはお伝えできないのが無念なんですけど(このブログ読んでる人間そういないのでまぁいける気もするが)本当に最高のコンセプトの活動してまして。しかも今回、彼女たちのコンセプトとは全く真逆の元プロアイドルが加入したことで、夢とか好きなことは仕事とは別に追いかけ続けたり頑張ったりして良いし(仕事とも両立できるし)、さらに、一回辞めてもまた夢見ていいんだなとも、教えてくれる。後輩ちゃんもカッコよく踊って輝いてたし、推しの子は相変わらず何から何まで可愛いかったし、ダンスがさらに上手くなった子もいたし、みんな最高に楽しそうだった。これ、本当に宣伝したいんだけどな…。いつか本人許可取れたら載せたい。
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2月の出張に引っ付けるお出かけと3月のフェリー旅と日帰り旅の旅程組みと予約。「ダーウィンがきた」のオシドリの巣立ちがなかなかエグい。でもワンオペ育児のメス同士で効率よく暮らしてて、そこだけ切り取ると理想だった。
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東京へ。歌舞伎町のゴジラを見る。いつかこのホテルに泊まるぞ!側面にも平成シリーズのイケゴジが。きゅん。

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何故歌舞伎町かというと、イマーシブエクスペリエンスの中でよりゲーム的なものを求めて、K先輩と東京ミステリーサーカスへ行ったから。

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mysterycircus.jp

平日昼なのに混んでるのにまずびっくり。といっても、アトラクション数が多く、みんな別々の手がかりや謎解きのための動きをしているので、不快な混雑ではない。オールナイトニッポンとコラボした脱出ゲームとか面白そうなものもあったけど、いろんな意味でハードルが高そうなので、ミステリーメールボックスを試してみる。

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封筒の中に入った謎を解き明かし、MYSTERY MAIL BOXを開く鍵を導き出せ。MYSTERY MAIL BOXのグローバルバージョン登場!!英語/日本語の両語併記で、簡単な英語もしくは日本語が分かればプレイ可能。直感的に解ける謎を集めた、世界基準の謎解き体験。

所要時間は30〜90分と聞いてたんですが、2時間やっても最後まで行き着かずタイムアップしました…(そんなことある?)めちゃくちゃ簡単なはずなのに、手がかりを求めて何度も階段を上り下りしましたね…。でも、右往左往しながら悩むの、楽しい!このアトラクションのいいところは自分のペースで解いていけて、今回みたいにたとえその日中に解ききれなくても、次回資料一式を持って行けば、続きを楽しめること。1000円でこんなに楽しめるとは思ってなかった…。また来よう…。

その後、老舗のあんこう鍋をご馳走してもらう。

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isegen.com

関東らしい辛めのおだしにゆずが効いていて、あんこうはぶるんぶるん。ウドと銀杏がおいしかった。

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周りは仕事帰りのサラリーマンが多くて(我々は出張前乗りで サボったサラリーマン)東京ってこういう粋な飲み方がさらっとできるんだな、と感激していたら、仕事帰りにさらっと嗜める額ではなかった。みんなそんなカジュアルな感じでよく来れるね…!?
早めにホテルへ向かう。前にもらったTHANNのアメニティを使ったら、かつて身に纏ったことのない芳しい香りを放つようになった。
0128〜0130
仕事。隙間に美術館とか芝居行けるかな、とわくわくしてたけど、そんな空き、微塵もない。かろうじて肉を食べる。

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あと、東京さんぽ地図を買ってニヤニヤ読んでみた。
ひょんなことで、『「好き」にこだわる感性と、「好き」をクールに分析する知性』というフレーズに出会う。そう、目指したいのは、これだ!
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大阪へ帰る。あと2週間休みなしなのに、既にヘロっている。