だらだらノマド。

趣味、日常をゆるゆる綴るライフログ。

別府旅行その1 混乱の旅立ちと混沌の明礬温泉編

母と、別府旅行に行ってきた。船に乗りたい!というところから始まり、いつも読んでるブロガーさんが紹介してたゆふいんの森にも乗りたくて、行き先を別府に決定。行程さんを使ってぽちぽちと旅のしおりを作り、何ヶ月も前からかなり楽しみにしていた。

kouteisan.com

しおり的にはざっとこんな感じ。
●1日目
東洋軒
地獄めぐり
明礬温泉
スカイミラー
花べっぷ

●2日目
湯布院
ゆふいんの森
亀正くるくる寿司
竹瓦温泉
うみたまご
さんふらわあ

しかし…
ニュースにもなった伊丹空港のアーミーナイフ「これはええねん」事件により、旅立つ前から大番狂わせ。結果、こうなりました。

●1日目
亀正くるくる寿司
明礬温泉
花べっぷ

●2日目
湯布院
ゆふいんの森
地獄めぐり
スカイミラー
竹瓦温泉
東洋軒
in BEPPU
さんふらわあ

 

まずは1日目の話。
<混乱の伊丹空港から大分空港へ>
保安場に到着したのは10時前。9時発羽田行きの便がずっと遅れ表示のままになって、天気も悪くないのにな…と不思議に思いながら保安検査場へ。すると、あと2人のところで、いきなり目の前のガラス戸閉鎖。ラグビーのW杯もあるし(?)セキュリティ強化してるんかな、と納得するものの、ガラス戸の向こうで、警察、職員が右往左往。やがて「国土交通省の指示により保安検査場を閉鎖」のアナウンスが。急いでTwitterで調べたら早朝から様子がおかしいという呟きもいくつかあって、これは…?と訝しんでると、ガラス戸の向こうで、職員が痙攣を起こして倒れた…。え、新手のイマーシブシアター…?(USJ脳)詳細アナウンスのないまま、警察が、救急隊員が目の前のガラス戸から次々に投入されていく。事件は現場で起きているが、なぜかその最前線に私たちが居る。何度もアナウンス放送はされるけど、明らかに非常事態っぽいのに、「国土交通省の指示を受け…」から一向に更新されない。いつの間にか、ムービー、スチールカメラも集まり始める。TVニュースが流れ始めたらしく父からLINEでアーミーナイフの情報が届く。そうこうしてると、搭乗案内板に出ている便は全て遅れ表示に、それ以降の欠航便がアナウンスされる。私達が乗る便は案内板に出ている分だったので、欠航は免れたんだと一安心。が、その後、案内板に出ていた仙台行きの欠航がアナウンスされ、近くのツアー会社の社員とツアー客がうな垂れる。そしてアナウンスのないまま東京行きの便が案内板だけパタパタと欠航表示に。え…このままいくとヤバない…?となっていると、保安検査場復活。結局3時間近くの閉鎖でした…。私たちの前のご夫婦は欠航と発表されたひとつ前の東京行き便に乗る方達で、ずっと隣にいたので喋ったり情報交換していたのに、いざ保安検査場に進もうとすると、職員からこの便は欠航になりました、と。それは案内板にも反映されてないし、生のアナウンスもなかった。それはあまりに酷ないか…可哀想すぎる。そんな中、私たちはなんとか通過。ホッとして一気にお腹が空いたので、とりあえず豚まん。

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結局、大分行きは3時間遅れの13時半に出発。f:id:kotobanomado:20191005154633j:plain

ドメスティックな人間なので15年ぶりに乗る飛行機だったのですが、それがこのありさまって、引きの強さ、ヤバない…?あと、アーミーの人には、これは禁止物になってしまうのでは…とおろおろしてペットボトルの水を一気に飲み干したわたし(飲まなくて大丈夫です)を見習ってほしいし、もちろん見逃すミスもあかんけど、何より、その後満足な情報提供がされず、正しい情報が外界からしか入ってこないというのが、ディストピアすぎました。

と、暗雲垂れ込める出発でしたが、なんとか大分に到着。ちなみに、機内での謝罪アナウンスも最後まで「国土交通省の指示により…」だった。待ち構える「お話聞かせていただけませんか!?」のTVリポーターをかわし、足湯へ行く暇もなくエアライナーへ。大分空港から別府まで1時間ほど。免許持ってないので、ここからはバス&タクシーを駆使します!

 

<亀正(かめしょう)くるくる寿司へ>
食べログで見て気になってた店。ちなみに検索すると、キングコング西野氏のブログが引っかかる。ここに載ってるもりやすバンバンビガロの話が面白いのですが、彼は西梅田劇場で見て涙が出るほど笑った芸人さんです(どうでもいい情報)

lineblog.me

別府に着くのが16時前になりそうで、逆にこの時間なら行列必至の店も空いているのでは…?ということで、別府交通センターで降り、タクシーで行ってみたら待ちなしで入れた!

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限定の関アジやエンガワは終了してたけど、中トロはまだあり。テリテリの中トロ。

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1皿目、理解不能な美味しさだったので、2皿目いったけど、やっぱり、は…?となりました。これで380円なり…おかしい…。他のネタもどれも肉厚で美味しかった。大分名物りゅうきゅうも、のりまで美味しかったし、母曰くシマアジも感動ものだったらしい。お味噌汁が無料セルフサービスというのも地味に嬉しいポイントだった。

 

<明礬温泉 別府温泉保養ランドへ>
この時間からの地獄めぐりはきついので、タクシーで明礬温泉へ。ゆの里というところも有名っぽかったけど、せっかくなので怪しそうなこちらへ。

hoyoland.webcrow.jp

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各風呂へのルートが迷路のように入り組んでいて、貼り出されている地図が実際の構造と一致しない。雰囲気と、おまけに足元まで怪しくて、養老天命反転地保津川ラフティングぶりに命の危険を感じた。まずはゴボゴボ湧き出るコロイド温泉。男女別だけど、すりガラス越しにすっぽんぽんの男の人のシルエット。続いての泥湯も男女別。きめ細かい泥が大量に沈殿していて足裏がぬめぬめ、ひゃーっ。続いては大浴場。混浴露天へ繋がっているので、浸かった後は狂言師のごとく膝を折ったまま進んでいく。だだっ広い露天にも泥が沈殿してる。ここまで事あるごとに順路が出ていた「→自律神経」の入口らしきものが、だだっ広い露天の向こう岸(湯の中、木の棒で一応仕切られている風呂の男性側)になんの衝立もなくあるように見えた気がしたが、まさかな…と思って見送る。いったん屋内に戻って改めて自律神経の案内をたどっていくと、思いっきり山道に出た。様子を伺いながら山中の小橋を渡っていく丸裸の母の姿は実験映画の1シーンさながらでした。自律神経に行くには、この山道を突き進み、やはりさっきの混浴風呂の脇を疑いなく突っ切っていく必要があるみたいで、さすがに断念。このルートで自律神経を整えるのは無理。むしろ調子崩す。

 

<お宿 花べっぷへ>
帰りはバスで「紺屋地獄前」から「別府駅」まで。体ポカポカ&硫黄臭むんむん。HPには最寄り別府駅となってたけど、今思えば「ホテル白菊前」が一番近い。別府駅の山の手側(別府西口)にあって、駅からだと、ずっと坂道になってるので、荷物が多いとちょっときついかもしれない。でも、岡本太郎は見られる。

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www.visit-oita.jp


花べっぷはTwitterで紹介されてて気になってた宿(だったと思う)。可愛い!女子!

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自由に食べられるおまんじゅう。(この辺からようやく落ち着き始めミラーレスでも撮り始めた)

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 お部屋。一番狭い「乙女」を予約してたら、「羽衣」にグレードアップしてくれた。お部屋やお食事処はすべて椿の名前。

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お料理は2階の胡蝶で。予約する時、普通会席だと寂しいかな…(母が食にうるさい)と思って、豊後牛会席を予約していた。

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↓半分食べた後。

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 お肉会席にするとお刺身もグレードアップするみたいで、ちゃんとボリュームあった!というか、直前にお寿司を食べているので、食べきれずお肉はほぼ母に回し、ほぼ母一人焼肉と化していた。

 

お風呂はマイクロバブルの浴槽がメイン。気持ちよかったー。枕は無料で5、6種類くらいから自由に選べた。自宅と一緒のがあってありがたい。

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旅館というより施設感が強いし(ニュアンス、伝わるかな…)、料理もゴージャス感は薄いから年配層には物足りないかな、とは思うけど、若めの女性とかカップルは心地いいと思う。元々こじんまりした宿で、この日は特に人少なめだったから、ほぼ他のお客さんに遭遇せずゆっくり過ごせたのは最高だった!