だらだらノマド。

趣味、日常をゆるゆる綴るライフログ。

退屈している暇などない/11月よもやま。

1101
ゆるゆると仕事。最近めっちゃ暇すぎて時間を持て余している。先輩と小洒落たカレー屋に行った。

やっぱり会社の愚痴しか話さなかったけど、いつも仕事中に寝ているおじさん社員に、決まった時間に愛人から電話がかかってくる話には爆笑した。

1102
休み。またエクストリームごろごろ。駅前に一瞬買い物したついでに家まで30分かけて歩いて帰ってみた。気持ちが良かった。地面を踏み締めること、アップダウンの繰り返しで息が上がること、汗をかくこと、ただそれだけで。簡単にできることなのに試していないことってたくさんあって、それをせずして暇とか退屈とか言うもんじゃないなと思った。マックスパパの言う通り「人生は短すぎて、退屈している暇などない。」

1103
なぜか連休の真ん中に打ち合わせを入れられた。気づけば、宝塚ホテルも仕上がってきていて、ロッテリアとほぼ一体化していた。もう今年もあと2ヶ月か…早くない?電車で、宿題の「楽屋」をようやく読む。良い戯曲だとは思ったし、ちゃんと生で観てみたいとも思ったけど、残念ながら、仕事に結びつくイメージはわかなかった。「ぼくらは生れ変わった木の葉のように」も実際に舞台を観てみたい。

林檎も桔平も好きで椎名姓には絶大な信頼を置いているのに、誠、合わない。短編集がだんだんと苦痛になってここ2か月ほど本自体から遠ざかってしまった…。そのくせ、また古本をポチった。今度こそちゃんと読みます。

1104
おやすみ。久々に料理と言える物を作るため、買い出しがてらまた30分くらい歩いた。
・ピーマンと豚肉の黒酢いため
・竹輪の磯辺揚げ
・白菜とサバ缶の煮物
・ネギと豆腐のスープ

1105
春ぶりにパソコンを忘れて出社。それでも見過ごしてくれる部署なので、何にもないデスクでじっと前を見据えていた。というか、某イマーシブシアター関係者とS先輩とで、「某ホテル2」の反省会(長々ランチ)に出てほぼ会社にいなかった。以下、話したこと。

・説明台詞が多い。芝居を見せられているという感覚が強く、没入感が弱い。去年からの続きものなので仕方ないと言えば仕方ないけど。移動中もパフォーマーが常に喋っている。それが、今自分たちがいる空間や何のためにどこへ向かっているかっていう世界への誘導じゃなくて、ひたすらストーリーで面白くない。
・空間に没入させる演出が不十分。去年はホテルの部屋に振り分ける時も思わせぶりだったり、広いエリアでも全体が見通せないよう照明・スモークで工夫していたり、ミステリアス度が高かった。部屋に入ってから、お客さんが想像を膨らませる時間的余白も少ない。
・キャラクターが多すぎる。しかも演技力が高くないので、キャラ立ちが不十分なまま。などなど。

やはり1の方がイマーシブシアターとして良くできていたという結論に至った。それと、2.5次元文化領域との親和性は高いけど、演劇好きにはあまり広まっていないので、演劇をよく見る人たちへの訴求の仕方と演劇畑の意見ももっと聞いてみたいなー、という話もした。

1106
眠くて寒くて起きられない。「夢中さ、きみに」を読む。ネットでも読んでいたおいもさん兄弟さんが一番好き、というかおいも三兄弟さんになりたい。

1107
ハリー・ポッターに出てきそうなロンドンのチョコレート屋さんでチョコを買ったら、それはプレゼント用には形が悪いので、新しいものと交換させてください、と、グランメゾン東京風の格好をした大貫さんが出てきた。自分史上最高に親切な夢。

1108
おっさんずラブ」がはじまってることを今更知ってTVerで観る。供給側の期待を遥かに超えたオタクコンテンツとして育ってしまって、SNSでは2の設定やキャスティングを許容できない人たちの憎悪が渦巻いている。とんでもない熱量で自分のお気持ちや解釈を作り手に押し付けられる自信と行動力には大いに尊敬せざるをえない(皮肉の塊)が、一方で、今回の設定が、天空不動産編で春田と結ばれなかったムサシの並行世界と言っている人がいて、正しいオタク力を見た気がした。結ばれなければ、何度でも生まれ変わればいい。それでこそヒロイン部長です。わたしは軽率な人間なので、1とはまた違った感覚で、すっかりハマりました。ケイタナカの人たらし力、千葉くんのほお袋、戸次さんの実直さ、こうたろうさんの熱苦しいモノローグ、MEGUMIの歯切れいいツッコミ。

1109
岡山芸術交流&聴象発景へ。

kotobanomado.hatenablog.com

ヘロヘロのねむねむで帰宅して、おっさんずラブをリアタイ。予告で、びゃー!(思考回路はショート寸前)となり、興奮で寝れず。

1110
眠い。
1111
急遽、海外へ行くことになり、慌ててパスポートを申請する。自動証明写真が自分から丸の中に顔を合わせに行くんじゃなくて、撮った後で規格に合わせてトリミングできるようになってて、文明を感じた。久々に自分の顔をしげしげと眺めた。丸かった。
部分的にしか読んでなかった、悲劇喜劇を読み終える。

1112
東京へ。新幹線でからあげ弁当を食べていたら、手が滑って唯一の副菜 紅生姜が丸ごと宙に舞った。今日のお供は「82年生まれ、キム・ジヨン」。

キム・ジヨンは82年生まれの韓国女性に最も多い名前らしい。彼女にあらゆる年代の女性が憑依すると、ジヨンは韓国女性全般のモンタージュになる。ほぼ全編、ジヨンの問診カルテの形式をとっていて、彼女の経験が年代ごとに淡々と報告される。ページをめくってもめくっても、自分も今まで経験してきたけど忘れようとしてきたこと、あるいはわたしは未婚なのでこれから先あり得るかもしれない、地獄絵図が広がっている。わたしは88年生まれで日本で育ってきましたが、こうやって冷静に読んでみると子供時代から当然のように受け止め、あるいは渋々受け入れてきたことが、いかに不当で侮辱的だったか、改めて実感できる。もちろん男女ともにジェンダーによる呪いはあるけど、やっかいなのはそこに男女の序列関係が染み付いてしまっていること。わかるー、あるあるーと共感を覚えながらも、韓国の堕胎と男女出生比率の統計にはさすがに絶句してしまった。男性社会から疎外される前にそもそも女として生まれてくることすら拒絶されるなんて。怒りを通り越して泣くしかない。
マッチングアプリに「高学歴女子でも気にしない」コミュニティがあって絶望したのはこの夏のこと。世間的にはヘイト表現まではいかないし、もしかしたら気にならない女性もいるかもしれない。でも、女性が自らの努力で掴んだキャリアについて、キャリア形成に一切関わっていない赤の他人の彼らのお気持ちに委ねられ、有難くもご認可いただく意味が全くもってわからない。女性と出会いたい人がわざわざこの表現を選び、本人達的にはリベラルなつもりでこのコミュニティに属しているとするなら、なおさら厄介。この本の地獄のオチにも繋がるけど、そういうとこだよ、と思う。優しそうな男性がリベラル風な身振りで、女性の首を真綿で締める。女性を男性より劣った存在として、あるいは二の次として位置付けることすら通り越して、エロや癒し、出産、育児、家事担当として男性の人生の彩や付属物、コンテンツにされ、人生の主体者として見做されないこと、そしてそれがデフォルト化してるのが、真の地獄。(たまたま目にしたこのイマーシブシアターもどきもリンクして見えた。)そうなると、結婚とか出産とか全く良いビジョンがわかないんですけど。え‥?それはわたしがこじらせてるだけ?
あと、最終的に、頭が良く器用で何でもできる母の人生をわたしのせいで「母」という役割に押し込めているのではないかと思って、申し訳なさが沸沸と湧いてきた。わたしも父や祖父母と共犯関係で母の人生を搾取してきたはずだから。男性の認識だけじゃなくて、女であっても加害者になりうるという自戒の念。

1113
救命講習を受けた。一度、京都でエスカレーターを転げ落ちるおっちゃんを逆向きのエスカレーターから駆けつけて助けたことがあって、それは我ながらカッコ良かったのですが、スキルを身につけることって、カッコ良くなれる近道なんだなと思った。勉強になった。

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東京。諸事情あってT-PROJECT「8人の女たち」へ。わたしは映画版から入って、豪華女優たちの共演、衣装の美しさに見惚れ、ついでに音楽にもハマってサントラまで買ったクチ。舞台版は初めてだったけど、思惑と本音が二転三転交錯して、舞台で観ても(というか元々戯曲)よく出来た面白い作品だなぁと思った。ただ、予算的に仕方ないにしろ、衣装が残念すぎてめちゃくちゃ気になってしまった。泊まりは前々から狙っていたOMO5へ。

本当は仕事終わりですぐチェックインするはずが、問答無用で飲みに連れていかれてしまったので、あまりゆっくり滞在できなかった。大人の秘密基地というだけあって、寝場所はロフト!天井が低くて落ち着くー。お風呂に洗い場があったのはポイント高い。ロフト下の部分がソファベッドになっていてごろごろできるのも良かった。背が高い人にはちょっと苦痛かも。あと、パジャマが別途200円するのとスリッパがないのはちょっとなー。フロントやカフェ&バーもオシャレでした。次はホテルグレイスリーゴジラビュールームとHotel zen Tokyoに行きたい。

gracery.com

www.hotelzen.jp

1115
ICCへ。NTTが運営しているメディアアート中心の展示スペース。なんと無料。最新技術やメディアを駆使した作品を色々見れる。

金曜の夜をなめてて、帰阪が茨の道だった。

1116
ルシェルシェのモンブランが劇的な美味しさ。G2版「8人の女たち」を観る。客席対面式の舞台に簡素なセット。女優たちのゴージャスさで空間を埋める。T-projectで抜けていたシュゾンの子供の父親やシャネルとピエレットの関係もちゃんとあった。
晩ご飯を作る。作りすぎた。
・麻婆春雨
・たまねぎとわかめの卵炒め
・春巻
全るーみっくアニメ大投票、すっかり忘れてて一瞬だけ。わが青春「犬夜叉」が1位。好きなキャラクターばっかりだけど、中でも弥勒様にときめいていた。サントラは聴き込み過ぎて弾けるレベルだし、V6、hitomi、BoA…主題歌も思い出深い。興奮しながら見ていたら、かごめ役の声優 ゆきのさつきさんに見覚えありすぎ。まさかの、先日観たばかりの8人の女たちのルイーズ役だった…!
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何かの間違いではと思うほどボソボソしたペサのクリームパンを食べる。昼からレンタルものの消化。作り過ぎた麻婆を突きながら、お噂は予々の「ラブネバーダイズ」。舞台はパリ オペラ座からアメリコニーアイランドへ。地下だけだった怪人の世界は地上の見世物小屋全体を覆いつくして、全編アングラ色が強い。怪人の趣味が炸裂するシーンが面白かった。
想像以上にみんな落ちぶれ、こじらせ、幸せからは程遠い。ラウルやマダムジリーに至っては完全にキャラ変。怪人は子供ができただけあって(これが一番のツッコミどころ)最終的に空気の読める人間に成長していた。「オペラ座の怪人」に全く思い入れのないわたしですらこれは…となってしまったので、ファンの気持ちを思うと…。これを観ると、「おっさんずラブ」はあれが最も平和的な解決策やったと思うで…。
進撃の巨人」を読んでみる。え、自分が巨人になる話だったの!?
 
1118~1120
記憶喪失。
1121
アリペイ地獄にはまる。
1122
アリペイ地獄から脱出。
1123
「終わりのない」を観ようと西北まで行って発券しておにぎり買っていざ兵芸!と勇んでいたら、明日のチケットだと気づく。広場で黙々ともおにぎりだけ食して立ち去る奇行。じゃあ申し込んでいた「この世のキワ」、最初から行けるやん!とグランフロントへ。基調講演だけで疲れてしまって退散。
1124
「終わりのない」を今度こそ見る。咀嚼しきれない…壮大で呆然としてしまった。もはやイキウメというジャンルなんだな、と思った。山田裕貴さんがとても良かった。着るものがなさすぎて買いまくったら来年の冬のボーナスまで使い込んでしまった。
1125
めちゃくちゃ面白い打ち合わせをした。
1126
デリカシー0の言葉を浴びせられた。おっさんめ!
1127
職場の癌サバイバーの方のお誕生日。
1128
東京出張。上海のことで頭がいっぱい過ぎて気が気でない。
1129〜1202
上海へ。