だらだらノマド。

趣味、日常をゆるゆる綴るライフログ。

新潟 大地の芸術祭旅 その1(越後湯沢~清津峡~松之山温泉)

3年に一度の大地の芸術祭になんとか滑り込んできた!

旅の目的はこちら。

・夏~秋のお仕事を頑張ったので、ご自愛旅。

大地の芸術祭へ初参戦。

・ついでに温泉も満喫。日本三大薬湯の松之山温泉へ。

いつものごとく2泊3日の一人旅。車の免許は持っていないので、電車・バスと今回はバスツアー×2を駆使して回ります。

 

【1日目】

 

伊丹空港新潟空港新潟駅

行きは飛行機で。朝早めの便だったので、全国旅行支援の恩恵を受けて、大阪市内に前泊。大阪のクーポンは電子クーポン(Osaka Pay)としてスマホで使えるので、1,000円未満でも無駄なく使えるのがいい。しかも、Go to Travelの時とは違ってチェックインから10日間使えるらしい。翌朝、空港までのリムジンバスで列整理をしているおじさんに確認したら、専用のQRコードを持ってきてくれて無事使えた。

空港はいつも通りあまり時間がなくバタバタ。コロナ前に今後旅行の機会も増やしたいし、と思って、プライオリティ・パスが付いた楽天プレミアムカードにしたのに、結局一度も使ってない。多分、わたしは空港でゆっくりするタイプの人間じゃない(今更気づく)。

バスに乗って搭乗するタイプだった。空港の最果てにいる小さな飛行機。

連勤から休みなく旅に突入(朝5時半起き)で、さすがに疲弊してたらしく、いつの間にか爆睡してドリンクサービス終わってた。
新潟空港に着陸。旅行を組み立てる過程が好きなので、何ヶ月も前に早々予約を取りtabioriに入力した旅程を、もはや若干忘れかけの今の私がtabioriを見返しながらひたすら遂行していくわけだけど、新潟空港からのリムジンバスの時間がキワキワすぎて、何でこれで行けると思った?過去の自分??と混乱しつつ、お手洗いへ走り込み、ベルトコンベヤーから預け入れたゴロゴロを引きずり下ろし、新潟空港を一瞥もすることなく(もちろん写真を撮る暇もなく)、全速力でバスへ乗り込んだ。リムジンバスはICカード使用可。新潟駅まで25分程。

www.niigata-airport.gr.jp

新潟駅は改装中らしくお店が閉まっていて残念。ここから上越新幹線 ときに40分程乗って越後湯沢駅へ。これは事前にネット予約してたもの。平日ということもあってか、かなり空いていた。

越後湯沢駅(へきそばランチ)

こちらは新潟駅とは打って変わって、お土産物屋さん、ご当地メニューが食べられる飲食店だらけで、観光客にとっては天国のようだった。金沢や福岡ももちろん充実してるけど、ブランドごとではなく、地のものがたくさん寄り集まっていて見てるだけでも本当に楽しい。

清津峡行きのバスまで時間があるので、まずは、コインロッカーに荷物を預け、オープン直後に狙ってたへぎそばの小嶋屋へ。

kojimaya.co.jp

目論見どおりまだお客さんが少なく、安心して食べることができた。天ぷら+へぎそば。

天ぷらが大ぶりで食べ応えあった。関西あるあるで、普段うどんばっかり食べてるので、久々のお蕎麦、美味しかった!

お土産屋さん街の奥は、利き酒コーナーなんかもあって、お酒好きな人ならたまらないだろう、ぽん酒館。

www.ponshukan.com

知識がないなりに何となく美味しそうなお酒をお土産に買いつつ、下戸の私は奥の麹らってへ。

お店の奥に駅ナカ風呂があるという驚き情報を目にして、貸しタオル付らしいし、せっかくなので入ってみることに。

中は、地元のマダムたちが数組。温泉ではなく日本酒が混ざったお風呂らしいんだけど、カラーリング剤のにおいしかしなかった(誰か染めたな)。ぼちぼち時間が近づいてきたので、駅ナカの案内所でアソビューで買っておいた大地の芸術祭のパスポート引き換え&検温リストバンドをもらう。本当にパスポート的な形状になってて可愛い。

中はスタンプラリーの台紙になってる。瀬戸芸の時はデジタルパスだったので、便利だった反面、紙パスの人がスタンプ押してるのを見てちょっと羨ましかったんだよね。

駅を出てみると、辺り一面、紅葉真っ盛り。

このタイミングの旅になったのは、仕事的にもうここに滑り込むしかなかっただけだったので、思わぬサプライズに心躍ってしまった。今回は微妙に時間が足り無さそうだから諦めた湯沢高原なら、美しく色づいた木々がもっと近くで見れたんだろうか。

www.yuzawakogen.com

スキーと無縁の人生を送ってきたのでピンとこなかったけど、ここはスキー場としても有名で、駅にはスキーロッカーも並んでいた。

いい感じに時間が過ぎたところで、清津峡行きのバスへ。芸術祭期間中、越後湯沢〜清津峡行きは直行便が追加されている(それでも便数はめちゃ少ない)。時間の都合上、行きは、渓谷入口までしかない普通の路線バスに乗車(ちなみに現金のみ)。ぐねぐね山道を25分ほど走る中、また寝落ちしてしまった。

www.minamiechigo.co.jp

清津峡渓谷(Tunnel of Light)

降車した渓谷入口からトンネルまでは徒歩30分ほど。緩やかな坂道を赤く染まった渓谷と透き通った川の流れを見ながらハイキング気分で登っていく。道中、ずっと綺麗。

やがて宿やお土産屋さんが立ち並ぶエリアにたどり着き、清津峡のバス停が。

そこからちょっと歩くとトンネルの入口にたどり着く。

バスはそんなに混み合ってなかったけど、さすが人気スポットだけあって、ここまで来ると平日でも人が多い。トンネルの入口から有名なリフレクションのスポットまでは多分20分くらいかかったと思う。トンネルの中はうっすら温泉の匂いが漂ってる。リフレクションまでにも作品がいくつか。

このシルバーの物体はなんとトイレ。

そして最後に。

ここは無理してでも来たい場所だったので、1日目はここしか回れない覚悟で来たんだけど、人が多いし作品を楽しむというより撮影スポットとしか機能してなくて(撮影の列をなしているので自由に近づけないし)なんか萎えてしまい、一人旅あるあるの写真撮り合いをお願いされ、その人の写真を撮影して終了した(萎えすぎたのか自分のカメラには全くリフレクションを感じられない写真しか残ってなかった)。

トンネルを引き返し、入口付近のカフェ&ショップへ。ここも、トンネルと同じくマ・ヤンソンの作品になってる。トンネル全体は潜水艦、ここは潜望鏡に見立てられているらしい。2階が足湯スペースになっていた(iPhone広角で撮ったので歪んでる)。

帰りは、清津峡からの直行便に乗車。清津峡入口でバスを降りてから約1時間半の滞在だったけど、そのうちの殆どが移動時間なので、あまり余裕はなく駆け足気味だった。越後湯沢からは上越線ほくほく線で40分程かけてまつだいへ(ここもICカード不可)。またまた寝落ち。

松之山温泉 ひなの宿ちとせ

松之山温泉にどうしても泊まりたいけど、ほとんどの宿が土日はおひとり様NGで(やってる宿はあるにはあったけど、やや怪しめで。。)、1日目に宿泊。玉城屋や凌雲閣などいくつか候補の宿があったのだけど、悩みに悩んでお風呂が良さそうなちとせにした。

chitose.tv

おひとりさまプランなので割高だったけど、全国旅行支援が効いたので、ちょっとだけ助かった。まつだい駅から宿までは車で20分ほど。電車と連絡した送迎便が3本あって、わたしは一番遅い17:10の便に乗った。ぐねぐね道を行くと、車窓から時々作品らしきものが見えて、ステップインプランという標識にもなっている看板が怪しく光ってるのがひと際目を引いた。しばらく進むと急に宿や飲食店が立ち並び始めて、小さな温泉街が現れる。ちとせの正面には新しくできたらしい湯治Bar。

chitose.tv

ちょうどこの日は飲みのイベントをやってたようで、人が多過ぎて怖くて行けなかった。オシャレ宿としてよく雑誌で取り上げられていた玉城屋も斜向かいに。宿は密集してるものの、道は細いままで、みんなこじんまりとした建物でささやかな温泉街だった。ちとせも部屋数が30室ない小ぶりの旅館。わたしは一番お安い部屋だったので、古の旅館スタイルの和室。既にお布団が敷かれていた。

お食事処は2カ所あるらしく、わいわいした人たちと一緒だったら嫌だなぁと思ってたんだけど、上部は空いてるけど、ほぼほぼ個室スタイルのところだったので、安心した。

せっかくなので、珍しく日本酒も頼んでみた。

お料理はここでしか食べられないであろう地のものがふんだんに盛り込まれてて、知らない土地に旅行来た感があって私はかなり好みだった(値段が値段なので、もっと華のあるお料理を期待する人もいるだろうなとは思った)。くさみがあるイメージの川魚は、マスのお刺身も鯉こく(サーモンぽかった!)も美味しく食べられたし、最近ろくな食生活をしてなかったので、バラエティ豊かな野菜が食べれたのも良かった。

撮るの忘れてて、マスのお刺身は既に食して鯉こくにいきかけた後。

わたしもたいがい味濃い派なんだけど、それでも結構濃いめ、塩分高めの味付けで、もしや…とググってみたら、「塩分とりすぎ新潟県民」と書かれてて笑った。あと、味噌好きなんだな、と思った。
楽しみにしていた、ちとせ名物の「月見の湯」へ。大きくて豪快な露天風呂。ここ含め、館内のお風呂は全て源泉かけ流しという贅沢っぷり。源泉がかなり熱いらしく、浴槽内であつ湯、ぬる湯と分かれてたけど、ぬる湯でも十分な熱さ。あつ湯の方は罰ゲームの温度だった。ちょうど貸切状態だったので、素早く撮影。

松之山温泉の特徴として「油臭い」と言われてて、どういうことか不思議だったけど、たしかに。油というかタイヤ?絶対嗅いだことあるのに何だったか思い出せないけど、アトラクション乗った時こういう匂いする気がする(やはり油なのでは)。色はちょっと黒っぽい。お湯はぬるすべとかではなく、ぎゅるって感じだった。ぎゅるっ。塩分が含まれていて保温効果が高いらしい。

クーポンを駆使して予約した貸切風呂も続けて堪能。

贅沢に温泉を堪能して、この日は終了!