だらだらノマド。

趣味、日常をゆるゆる綴るライフログ。

2月訪韓メモ。

2月、韓国に行ってきました。遠い昔に修学旅行で行ったきりなので、実質初韓国。一応出張だったので、いつものような旅行記ではなくメモ程度です。旅程もあえてぼかしてるし写真もあまりない。身バレが怖いので観た作品は画像貼り付けのみでタイトル入れてません。

関西空港金浦空港 WOWPASS発行~ホテルへ

関空まではラピート。カード付帯の保険で行くことにしたので特急券はカード払いで。

www.nankai.co.jp

最近、関空が混みまくってると小耳に挟んだ上、この日がたまたま連休初日だったのでビビり散らしてやたらと早く空港に到着。そしたら、さほど人も多くないし保安検査も超絶スムーズで肩透かしをくらう。ラウンジで時間を潰した。

往路は大韓航空。CAさんの制服が鮮やか。
機内食はお魚の甘酢あんかけみたいなもので美味しかった。このナッツはあのナッツリターンの…?などと余計なことを考えたり。

金浦空港着。年季が入ったコンパクトな空港。めちゃくちゃ混み合っていて入国審査に1時間以上並んだ。

途中、一眼レフを持った女の子たちが列に紛れていて、一斉に撮り始める→空港の職員さんが声を張り上げて注意する→けど止めない、みたいな一悶着が発生したんだけど、どうやら有名な男性アイドルの子達がちょうど帰国したタイミングだったらしくて、その子たちのファンだったよう。韓国に詳しい同行者から"マスター"の解説を受けた。のっけから韓国の推し文化に気圧される。ゲートの外にも大勢待ち構えていた。

金浦空港からソウルの中心までは電車ですぐ。

空港鉄道の駅に向かう道すがら、タッチパネル式のWOWPASS発行機が何台か並んでいる。日本語含め外国語にも対応していて、パスポートとお金さえあれば、ここで韓国旅行に必須と言われるWOWPASSカード発行、日本円でのカードチャージ、ついでに円→ウォンの両替まで簡単にできる。

www.wowpass.io

WOWPASSはコンビニなどでクレジットカードより手軽に使えるプリペイドカード。いったんカードを発行してアプリ(日本語)を入れてしまえば、残高確認、クレジットカード(日本発行のものでもOK)からのチャージもでき、お得なクーポンももらえる。

加えて、電車やバスにピして乗れる交通系T money機能が付帯してるが最大の魅力。
ただし、T moneyのチャージはWOWPASSとは別枠で新たにチャージする必要がある。T moneyは駅改札前のチャージ機で。こちらも日本語対応してるので安心。ただし、こちらはウォンでの現金チャージのみで、しかも50,000ウォンは使えなかったので、ちょっと崩しておいた方がよさそう。

電車は日本とも大差ない雰囲気。特に空港鉄道は日本語表記、アナウンスがしっかりしてて親切だった。

韓国は寒いから気をつけろと周りから散々言われていて、実際、到着する数日前までは極寒だったらしく雪が残ってた。滞在中はまだ耐えられる寒さで一安心。

宿はダイワロイネット系。スタッフさんはみんな韓国、日本語ともにペラペラ(おそらく英語もできる)でなんの心配もなかった。

www.daiwaroynet.jp

お部屋をグレードアップしてくれたこともあって、平の出張には申し訳ないくらい居心地が良すぎました。。

空港、劇場へのアクセスも良く、周りには飲食店も多いし隣にはオリヤンもある。コンビニもたくさんあって、セブンイレブンとGS25、CUに行った。お弁当系、チルド系は日本より少なめだったけど、それ以外は同じようなラインナップ。魚肉ソーセージの品ぞろえが異様に充実していた。カップ麺系もたくさん。ただし、お湯+電子レンジが必要なものも多かった。わたしは豆乳と野菜ジュースを毎朝飲む派なのですが、豆乳はいろいろ種類があってかなりいい感じだったんだけど、野菜ジュースはどういうわけかめちゃくちゃ甘かった。2個買ったら1個おまけ(2+1)的なものもたくさんありました。

ミュージカルのチケット

チケットは全てインターパークで取りました。予約~決済まで全て日本語で完結するって素晴らしいね。海外発行のクレジットカードOK、キャンセルもできる。

今回観た中で一番高かったのはレミで18,000ウォン。今のレートだと×0.11で円換算できるので、19,800円(PGの手数料、カード手数料は抜いて考えてます)。円が弱いのと日本のチケット料金も上がってることを考えると、日本と大体同じくらいなのかなという感覚です。

https://www.globalinterpark.com/?lang=ja

観劇当日は予約メール画面を見せるか予約票を紙で印刷していって窓口で発券してもらう流れ。劇場によってはパスポート提出の必要もあったけど、言葉が通じなくても窓口で紙を出せば何とかなる。窓口の方が気を利かせてくれて「1枚?」とか日本語で確認してくれることもあった。

芸術の殿堂・トウォル劇場

ホテルから地下鉄を乗り換えて南部ターミナル駅へ。駅からはちょっと歩いた。噂に聞いていた通り、館内装飾に気合いが入っている。同じ建物内にあるオペラハウスでは『スクールオブロック』の招聘版が上演されていて、家族連れで賑わっているようだった。

お客さんは日本よりも随分と若くて20~30代女性が多め。この劇場含め、今回行った劇場全て、もぎり位置が映画館みたいに各扉前で新鮮だった。なので、表回りのスタッフは物販を除けば基本いなくて、こういうロビーは管轄外。必要最低限の人員で回してる感じだった。日本とのお金のかけ方の違いを実感する。

www.kstar-musical.com


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『メイビー、ハッピーエンディング』と同じ、脚本:パク・チョンヒュさん、作曲:ウィル・アロンソンさん、演出キム・ドンヨンさんトリオが手掛けた、新作ミュージカル。
1930年代、日本統治下の京城(ソウル)を舞台に、朝鮮初のオペラ上演を目指すテノール歌手 ユン・イソンの半生を描く…というあらすじを読んでいったんだけど、実際には、年老いたイソンの回想劇という形は取ってはいるものの、医学の道を志す中でオペラに出会い、仲間たちと共に念願のオペラ上演に漕ぎつける青春時代に絞って描かれていた。さらに、ここに抗日運動が絡んでくることで、若き活動家たちが抑圧下で母国語でのオペラ上演を目指しながら、オペラ上演中に日本の軍人暗殺を目論み…みたいな社会派サスペンス的な側面もある。

並行して活動家仲間のソ・ジニョンとの恋愛模様も描かれているんだけど、ここには韓国オリジナルミュージカルらしい仕掛けがあって、実は彼女は彼の願望が見せる「幻」で、実際のジニョンは先の暗殺事件で自爆し、命を落としているという切ない展開。全貌が明らかになったラストシーンで、若かりしジニョンの幻が現れ、イソンを人生のフィナーレへと導くシーンはしみじみと美しかった。

オペラがテーマということもあって美しい旋律のナンバーが多く、特にイソンが歌い上げるアリアは効果的にリプライズされ、印象に残った。主演はトリプルキャストのうち最も若手のソ・ギョンスさん。ええ声。装置は『ベートーヴェン(日本版含む)』『笑う男』等のオ・ピリョン氏。非常にオーソドックスでやや簡素に見える分、最終盤で盆が回り華やかなオペラの本番舞台に様変わりし、舞台奥のオーケストラも美術の一部として登場するのには心が沸き立った。

アンサンブルの人数が多く、皆歌唱力は抜群。ただ、アンサンブルのステージングがやや雑で十把一絡げ的に見えたのが残念だった。全体的にはグランドミュージカル的な派手さ、華やかさは薄いものの、手堅くまとまっている感じ。
…とか偉そうに書いてるけど、韓国語が全く分からないため、基本は虚無顔で観てた。

韓電アートセンター

良才駅から少し歩いたところにある劇場。

www.kstar-musical.com

狭めのロビーでもフォトスポットが用意されていた。


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韓国現代文学の巨匠 ユン・インホさんの小説を原作にしたミュージカル。97年初演ということで韓国ミュージカルとしてはかなり黎明期の作品。
メインビジュアルからもわかる通りの純愛もの、悲恋ものなのですが、この二人を取り巻く障壁がことごとく古の韓国ドラマ風。このベタさは宝塚の2番手、3番手辺りがやってそうな宝塚オリジナル作品的と言った方がわかりやすいかもしれない(と言いつつさっきも書いた通り韓国語がさっぱりなので、基本虚無顔で観てはいるのですが)。

ただ、美術はさすがに刷新されていて、オケピの大半を塞ぎ、張り出し舞台にした上に舞台奥にはLEDパネルがあって、奥行きが感じられる美しい作りになってました。

ところで、ここでもまたアイドルに遭遇。SUPER JUNIORのイ・トゥクさんがお忍び感もなくマスク無しで普通に観劇にいらっしゃってて(メンバーのリョウクさんが出ていた)、なんならファンサもされていて、全然詳しくは存じあげないけど、美しいな~とぼんやり眺めた。終演後、劇場前に出待ちの波が押し寄せていた。

ブルースクエア新韓カードホール

漢江鎮駅直結の劇場。

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1~3階席のそれぞれの階層に館内装飾が施され、フォトスポットはもはやアトラクション的に設置されていた。実際、ふらっとテーマパークに遊びに来たかのような雰囲気の家族連れ、カップルが多く、逆にミュージカルオタク的な人はあまり見かけない。

テナルディエ顔ってあるんかな…駒田さんに見える…


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日本でも久しく観られていなかったので思わぬ形で観劇できて嬉しい。ようやく虚無顔にならない意味が分かる作品という意味でも!(歓喜

日本だといわゆる5分前アナウンス以降は係員の生声アナウンスのみになることが多いけど、韓国は役者による開幕アナウンスが盛んで、レミに至ってもすっごい明るい調子で「さぁ今から始まるよ!」的なアナウンスが入って、客席もうぇ~い!的な感じだったので、情緒が乱れました。それも含め、さっきも書いたようにカジュアルな客層で初見組が多く、反応がかなり新鮮。バリケードでみんながバタバタ倒れていく時、嘘やろ…的な悲壮感が肌で感じられた。

レプリカ版なので日本と大枠は同じなのですが、日本版だと左右のセットは花道の上にかぶせて作られているところが、韓国には花道がないので完全に仮設で規模縮小。その代わり、オケピが左右非対称の張り出し舞台に。上手側は仮設花道への通路程度、下手側は仮設花道にも繋がりつつそれ自体がしっかりとしたアクティングエリアになっていて、2幕のバルジャンとジャベールがバリケード内で対峙する芝居はここで行われる。どうやら韓国版は、日本版をベースにさらに没入度を高めるべくアップデートされたバージョンのようで、この劇場だと間口がかなり狭くダイナミックさに欠ける分、奥行きに工夫があって面白く見られた。

キャストは、さすがみんな歌が上手い。知ってる作品だとより身に染みる。ただ、バルジャン、ジャベール、アンジョルラス、革命チームあたりの男性陣は日本でのお気に入りのキャスト、組み合わせがあるので、芝居はそちらに軍配が上がる。特にバルジャンのミン・ウヒョクさんはビジュアルは素晴らしく体格もぴったり(なんと元プロ野球選手!)で歌も良いものの、ちょっと若さが出てしまいすぎていて芝居も軽く、物足りなさを感じてしまった。マリウスは久々に王子だった(マリウスがしょうもないとエポニーヌにあんなんやめとき!!と言いたくなるのでせめて魅力的でいてほしい)。

かたや女性陣は芝居も素晴らしく、中でもチョ・ジョンウンさんのファンティーヌが…!!ファンティーヌって、かなりの駆け足で出番が終わるので下手したら「薄幸な人」くらいの印象で終わりがちな難しいお役だと思うのですが、ただ可哀そうでは終わらない情念と生き様がしっかり感じられて彼女の人生が見えたし、バルジャンの人生を変える二度目の契機(一度目は神父様との出会い)になったのがよく理解できた。

そして、幕間に、このエポニーヌって日本の『ミス・サイゴン』でキムをやってたキム・スハさんなのでは?と気づいた(遅)。上演前に腹ごしらえした劇場内のカフェでジャックされててめちゃくちゃお顔を見まくっていたのに。

お顔がすっかり大人になっていて気付かなかったものの独特の甘い声は健在。「オンマイオウン」で心の奥底に閉じ込めていた夢があふれ出して一気に感情が迸ると瞬く間に少女の表情になるんですよ…そしてそれがめちゃくちゃ幼馴染に似てて余計に泣けるという(関係ない)。とてもドラマチックなエポニーヌでした。

パク・ジュンミョンさんのマダムテナルディエは押し引きが絶妙。この役ってどうしてもミュージカル的に迫力で押しがちになるところを、生活感たっぷりな下世話おばちゃんのリアルな風情が出ていてよかった。

そう、韓国はカーテンコールのスタオベが潔くて、周りの空気読みながらとかじゃなく、瞬時にスタオベして1回キャストが出てきたら疾風のごとく退席します。レミですら生オケの追い出しミュージックを一切聞かずに猛烈な勢いで帰っていって最高でした。ダラダラカーテンコールは誰の得にもならないので!

大学路~LINKアートセンターPAYCOホール

恵化駅で下車。一度来てみたかった大学路。

土日ということもあってか、駅から出ると屋台が立ち並んでいたりして賑やか。若者たちの街と聞いていたけど、パリピ的というよりカルチャーの風が吹いていて居心地がいい(残念ながら街の雰囲気がわかる写真が1枚もない)。そして三歩歩けば劇場に当たる。

こういうホラーパフォーマンス?アトラクション?もいくつか見かけて気になった。

LINKアートセンターは新しい劇場。建物内に大小2劇場あって、もう片方の劇場では日本でもお馴染みのヤスミナ・レザ『ART』をやってました。劇場は地下にあってエレベーターか階段で。1階はカフェコーナーもあったりしてそれなりのスペースがあるものの客席階はかなり狭く、キャストボード、物販、お手洗い、それぞれの列がひしめき合っている状態。あと、意外にも紙が流せないタイプのお手洗いでした。

客層的にはこれまでの3作品とは明らかに違っていて、20~40代のオタクっぽい女性たち(=仲間)だった。

map.konest.com

ミステリーの女王 アガサ・クリスティの失踪という実際にあったスキャンダルを元にした、今年10周年を迎えるサスペンスミュージカル。3階層になったいっぱい飾りのお屋敷風セットで、2階上手部分、1~3階下手部分の主要なアクティングエリアに設置されたLEDパネルが複雑に行き来する時空間を表現している。

アガサ失踪の謎に迫るミステリーパートと失踪中のアガサの心情を描くパートが交互に展開するんですが、アガサのパートが思い切り韓国ミュージカル的(=中二病)で、ミステリアスな男ロイというイマジナリーフレンドが登場します。…というのを理解できたのも、各ナンバーを日本語訳してブログにあげてくれている方がいたおかげ。これ、事前情報なく観てたらわけわからなさ過ぎて失神してたと思う。ありがとう!

私がこれまで観てきた韓国ミュージカルって知れてるんですけど、『SMOKE』『ルードヴィヒ』『ブラックメリーポピンズ』『フランケンシュタイン』『HOPE』(帰国後観劇)も、題材自体はひねりが効いて面白いのに、結局は、悩みまくる!サイコパス!トラウマ!記憶喪失!書き換え!幻!イマジナリーフレンド!みたいな同じ味付けされてるのが気になる。それでも、海外に輸出できるんだよなー…複雑。

とはいえ、今回のイマジナリーフレンド ロイは『エリザベート』でいうトート的なミュージカルオタク受けする魅力的なキャラクター。この日演じていたキム・ギョンスさんのノーブルな色気も相まって素敵だった。ちなみに、ギョンスさんはダディとも掛け持ちだったようで、そちらもハマりそうな雰囲気だったので観てみたかったな(↓真ん中がギョンスさん)。

TOMシアター

こちらも大学路の劇場。建物内に2劇場ある。どちらもLINKアートセンターよりさらに1回り小さい300キャパ。上演直前の『OZ』(再演)は近未来のVRゲームの話らしく、あらすじを読んでちょっと気になっていた作品。アミューズさんが出資しているらしい。

ロビーは窮屈極まりないけどそれでもフォトスポットはある。トイレが1個室しかなくて目をむきました。

(前回公演のポスター)

メインビジュアルとあらすじから勝手にウェルメイドコメディを想像していたんですが、実際は、↑の写真からもわかるように小劇場らしい超ハートウォーミングコメディ。歌で押すタイプのミュージカルではなく、アドリブで沸かせるドタバタ劇なのに、ちゃんと歌える役者が揃っているのが凄い。おまけに主役は亀梨君に似ている。

大劇場・小劇場とこれだけ同時期にランニングしているのに、それをこなせる役者がちゃんと存在するんだなぁ…と感動した(とはいえ、レミで私が観ていない方のバルジャン チェ・ジェリムさんは同時に3作掛け持ちしてたりと、掛け持ち問題は問題になってるけど)。

この日はたまたま大千穐楽ということもあって、全キャストの一言挨拶なんかもありつつそれをゴリゴリのファン達がゴリゴリの望遠レンズ付き一眼レフで撮ったりしてたんですが、それでもひとしきり終わったら速攻帰ってましたね。オタクの鑑。

以上、5作品の観劇メモでした!

あとはアポ先に行ったりちょっと明洞に寄ったり。明洞は大阪で言うと道頓堀的な感じで、買い物とか映えとかカフェとか食べ歩きに興味のないわたしにとっては、へーって感じでした。。

巨大豆屋。

仁川空港~関空

ホテルから仁川空港までは空港鉄道で1時間弱。

途中、楽しそうな乗り物に遭遇。

手続きも早々終わったので、同行者の権力でラウンジへ(今思えばプライオリティパスでも入れるっぽい)。

flyasiana.com

軽食があるタイプのラウンジに初めて入ったのでちょっと感激。

仁川空港は金浦空港に比べて遥かに大きく、お土産ものから飲食店までかなり充実してました。

帰りはアシアナ航空で。かなり大きめの機体で緊張(いつもプロペラばっかり乗ってる)。機内食は鶏肉の味噌クリーム煮込み。上海行く時にちょっと特殊な機内食を食べてしまったので、往復ともに普通に美味しいのが逆に不思議。

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無事、関空着。

入国審査にVISIT JAPANが必要だと聞いていたので、韓国にいるうちに入力した。

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再びラピートに乗って帰りました。

韓国の気づきともし次行くなら

・WOWPASSは絶対要る

あらゆるシーンで活躍するので作った方が良い。ほか、同行者のススメで韓国地下鉄、コネスト地図、Pagago、NAVERマップのアプリ類も入れた。

・現金ほぼ使わない

現金を使ったのはT moneyのチャージくらい。劇場物販含め全てWOWPASSとクレカで事足りる。

・物価は同じくらい

チケット代、食費などの物価は大体同じくらい。物販は以前に比べれば値上がってるらしいけど、日本より良心的(レミのパンフが海外手数料含んで1700円台)。街中を移動できる地下鉄も安いので市内交通費はそこまでかからないと思う。今回は乗らなかったタクシーも安いらしい。

・みんな優しい(特にお姉さま方)

同行者が韓国語ペラペラだったので頼り切ってたのですが、わたしみたいに英語も韓国語もまるで喋れなくても嫌な顔せずにみんな親切だった。特にお姉さま方がみんな面倒見がよく、困ってたらすぐに助けてくれるような人たちで救われました。

・お手洗いはたまーにトイレに紙を流せない

個室内に流してOKかの表示がある。ずーっと前に修学旅行で来た時よりも流せるトイレが格段に増えていて、ほぼほぼ流せるけど、たまーに流せない。大学路の新しい劇場で流せなかったのは意外。

・大学路が最高!

歩くだけでも楽しいので、もしまた韓国に来ることがあればゆっくり散策しながら観劇したい。

・地下鉄はどの線も割と混みがち

土日夜はぎゅうぎゅうだった。有事の際は駅がシェルター代わりになるため、毒ガスマスクの備蓄棚とその使用方法の動画が流れてるのも印象的。

・推しカルチャーのすごさと演劇の浸透率

のっけからマスターに遭遇したり出待ちの列がえぐかったりと、韓国の推しカルチャーに圧倒されたのですが、センイル(お誕生日)広告が巷に溢れかえっていたのにも衝撃を受けた。劇場内(↑にも出したスハさんの巨大バナーもその一環)、街中、駅、空港、どこでも遭遇するレベルで、日本でも増えてきたとはいえ、さすがにここまでではないですよね。しかも、超有名アイドルだけでなく、世間一般的にはニッチなはずのミュージカル役者でもバンバン出てるのがすごい。

広告といえば、演劇やミュージカルの交通広告が多く、街に溶け込んでるのも良かった。特に多かったのはEMK製作のミュージカルで、Netflixと並んで映像が流れてたりした。そのくらい演劇が一般的に浸透しているのか、大学路はさすがに演劇オタク、ミュージカルオタク率が高かったかもしれないけど、全体的に客層が若く、映画とかテーマパークとか他のエンタメと垣根なくふらっと観に来てる風情なのが素晴らしかった。

・韓国料理は得意ではないかも

今回、マチソワの連続でお店でゆっくり食べたのは数えるくらいしかないんですが、韓国料理、そこまで得意ではないかも‥という気づき。

・もし次行くなら…

観劇メインの旅なら一人でも行けそうなので、観たい作品ができれば気軽に行ってみたい。LGアートセンターが安藤忠雄建築だということを知り、建築含め行ってみたいなー。あと、国立現代美術館、Leeum美術館、ザハ・ハディドの東大門デザインプラザあたりとソウルからかなり離れてるけどミュージアムSUNにも行ってみたい。あと、安佐島も気になってるけど、ハードルが…。

bijutsutecho.com

来年、大阪~釜山を結ぶパンスタークルーズの新造船が就航するので、大阪から船で行って釜山でちょっと観光してからKTXでソウルというのも面白いのではと目論んでます。やはり『新感染』好き勢としてはKTXに一度乗っておかねばという思いもあるので(今回、ソウル駅でKTX乗り換えの改札を見ただけでちょっとグッときた)。

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