だらだらノマド。

趣味、日常をゆるゆる綴るライフログ。

2021年冬 金沢1泊一人旅 その2

その1はこちら。

kotobanomado.hatenablog.com

 

2日目の旅程はこちら。

ルミュゼドゥアッシュで朝ケーキ

朝起きて真っ先に確認したのは大浴場の混雑状況(まだ諦めていない)。確認したらまだ混雑になっていて、さすがにおかしいやろと乗り込んだら3人しかいなかったですね…。浴槽は広くてくつろげました。
ホテルの朝ごはんもなんだか良さそうで気になりつつも、甘味を摂取したくて、この日もバス周遊パスを買い、県立美術館内にあるルミュゼドゥアッシュへ。

le-musee-de-h.jp

オープン30分後に行ったら、もう待ちが発生してた。せっかくなのでいったれ、と思い、ケーキ2個喰い+棒チャイ。さすがに美味しい。チーズケーキはあとから山椒がふわっと香って面白い味わい。

この辺りは昨日行った鈴木大拙館も含まれる文化の森。360度どこを見ても文化施設があって、壮観。1日かけてもまわれないくらいのボリューム感だった。

かつての兵器庫を利用した歴史博物館。

ishikawa-rekihaku.jp

気になっていた国立工芸館がお隣。

https://www.momat.go.jp/cg/

逆側へ行くと県立美術館の別館が。これは陸軍の師団長官舎が元になっているらしい。

www.ishibi.pref.ishikawa.jp

中は綺麗にリニューアルされていて歴史的建造物としての見どころはさほどなかったけど、保存修復工房と繋がっていて、運が良ければここでガラス越しに文化財の修復作業を見ることができるらしい。わたしが行った時は、掛け軸と漆塗りの小さな板みたいなものが置いてあるだけで、残念ながら作業はしていなかった。

にし茶屋街

谷口吉郎・吉生記念館へ行く前に、バスでにし茶屋街へ。こじんまりした短い通りで、昔行ったことがあるひがし茶屋街のような賑わいはなくひっそり。

諸江屋でお干菓子とサロンドテカワムラで甘納豆(というものがなんなのかもわからないまま)をお土産に買った。

サロンドテカワムラは喫茶メニューも甘納豆のパッケージも若い子向け。お茶したかったけど、朝のケーキ2個喰いが響き、断念。

妙立寺

雨が今にも降りだしそうな中、谷口記念館に向かっていると、妙立寺の看板を発見。るるぶにも載ってた気がするし、行ってみるか、と急遽寄ることに。

www.myouryuji.or.jp

どうやら事前予約が必要だったらしい。半ば諦めかけていたら、5分後に始まるツアーに空きがあるので飛び入り参加できることに。

加賀藩が対幕府用として要塞機能を持たせた、別名”忍者寺”。といいつつ、からくりが多いだけで忍者とは無関係らしい。あまりにもからくりが多く危ないのでツアーでしか回れないと聞いて、またまたーと思ってたんですけど、本気だった。外見のシンプルさとは裏腹に、隠し扉・階段に落とし穴、逃げ道、地下、入り組んだ廊下と階段…複雑怪奇な仕掛けと動線の情報量が多すぎて、みんな必死になってガイドのお姉さんの説明に聞き入ってたし、ちょっと遅れをとろうもんなら迷子になる危機感に怯えて緊張感がすごかった。建物内が撮影NGということもあってか、ネット上にあまり情報が上がってないのですが、間違いなくこの旅行で行ってよかったNo.1だった!何ならもう1回行きたい。

この階段の裏側も案内される。明り取りかつ敵がこの階段から侵入しそうになったら、裏から槍で点ける仕掛け。ちなみに、建物だけじゃなく、ガイドのお姉さんたちもかなりクセ強(ちょっと好戦的というかなんか秘密を抱えてミッションに挑んでる風)で、まだどこかと密に戦い続けてんじゃないか疑惑を抱いてる。

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

とうとう雨が。急いで谷口記念館へ。

www.kanazawa-museum.jp

この建物自体も谷口吉生さんの設計。谷口親子の建築作品の紹介と赤坂離宮和風別館「游心亭」の原寸大再現が見どころになっている。

大広間の外側に傾斜のかかった屋根のような天井が広がっていて、その先には水庭。お天気がよければさぞやいい景色なんだろうなと思いながら、こうやって波紋が広がっていくのも趣がある。静かに建築の粋を楽しめる場所でした。

 

ノドグロ丼と塩豆大福

金沢駅へ向かうバスに乗りながら、東京行きのチケット取るかーとのんきにスマホをいじってたら、あれ、便数少なくない?と。大阪ー金沢の感覚でいたので、ちょっとびっくり。数時間後の便しかなく、それも残席わずかとなっていて焦って確保した。ひとまずチケットが取れて安心したので、駅周辺でお昼を食べることに。どこも混みまくっている中、唯一空いていた加賀屋へ。

www.kagaya.co.jp

海鮮丼欲が高まっていたところ、奇跡的に、限定10食ののどぐろ丼がまだあったので、お高いけど思い切って頼んでみることに。

なんて美しい!のどぐろとふぐとあじ(だった気がするけど自信ない)が贅沢に盛り付けられていて、大事に大事に食べ進めた。のどぐろもだけど、ふぐのどんぶりも初めて。炙るとますます美味しいですね…。のどぐろのあら汁が付いているのもうれしい。良い油が溶け出して感動的なおいしさだった。他のお店より価格設定がお高めだけど、雰囲気よくゆったりくつろげる店内とこの海鮮丼なら大満足。幸福感ー。

おやつに、すずめの塩大福も食べて、金沢の旅は終了!

suzume.shop-pro.jp

最後に

ゆったりくつろいだ後、キツキツの電車に乗って東京へ。急遽、金沢だけの旅になってしまったけど、逆に時間に余裕も生まれたので良かったかも。

愛媛の直後に行ったので、愛媛の強い郷土愛とはまた違った、若干京都っぽいプライドみたいなものを余計に感じたのも面白かったなー。また展示絡みで何度も訪れる街になると思うので、次は文化の森もゆっくり巡ってみたい。

そして、これから金沢に行く方には、全力で妙立寺を推します!!